大フーガ

最近のお気に入りはベートーヴェンの大フーガ。

この曲を初めて聴いたのはフルトヴェングラーのCDで、有名な47年版の第五の後にくっついていた。それはオーケストラによる実に優れた演奏で、これを聴いたからこの曲が好きになったのだと思う。だからつい、弦楽四重奏による演奏を聴く時でも、オーケストラのような表現力を期待してしまう。実際、そういう演奏もあり得るし、もっと違った表現もあると思う。この曲は弦楽四重奏におけるバッハのシャコンヌみたいな存在ではなかろうか。